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企画書づくりは、?に答える、表現力。

■企画書は、コミュニケーションツール。

企画書を作成するとなると、ほとんどの方が、
顔をしかめるのではないでしょうか。

資料整理が大変、まとめるのが難しい、
うまく表現できない、時間もかかる……
こんな理由をあげる方が多くいるはずです。

それは、企画書という存在の
捉え方を間違えているからです。
企画書ですべてが決まる、とか、
企画書が無ければ先へ進めない、と思い込んでいます。

確かに、企画書はあった方がいいのですが、
膨大な時間と手間をかけて作るものではありません。
適当でいいと言っているのではありません。
最低限必要なこと、
もっとも大切なことだけを簡潔にまとめればいいのです。

企画書を作る目的は、
「関係者全員の意志統一」にあります。

どんな目的・目標をめざして、何をするのかを、
読む人全員に理解してもらうためのものです。
同じスタートラインに立つことです。

同じ意志のもとに、作業を進めていかないと、
成功というゴールは見えてきません。
そのためには、
誰が見てもわかりやすいものにしなければいけません。

■必要なのは、関係者の「?」に答えること。

企画を提案する相手が知りたいことに、
ひとつひとつ答えるのが、企画書です。
まず、やるべきことは、
自分自身で「?」を考えてみることです。
そのすべてを洗い出します。

・なぜ、この企画が生まれたのか(背景)
・企画する上で、条件や制約はあるのか(前提)
・いま現在は、どういう状況なのか(現状分析)
・何を狙いとしているのか(目的)
・最終的には、どうなっていたいのか(目標)
・どうすれば、達成できるのか(具体策)

これらの答えを、
短い言葉で端的に表現することが大切です。

この作業は、自分の考えを整理するためにも必要で、
また、これにより、
企画の骨子がさらに強固なものへとなっていきます。

足場を固める、とでも言えばいいのでしょうか。
企画書そのものの説得力も増します。
読む人の「?」を解決できれば、その企画は、通ります。

■「?」に答えるには、表現力が大切。

わかりやすい企画書というのは、
読むものではなく、見るものである、
ということを知っておいてください。

パッと見て、わかる。言いたいことが、すぐに伝わる。
それだけ、無駄を省くということです。

文章は短く、図表やイラストなどを使い、
視覚的な表現にします。
その方が、受け入れられやすいのです。

細かな資料や小さな文字が詰め込まれていると、
見る気になりません。
長文は、よほど興味のある人以外は読まないし、
読みたくもありません。
忙しい社会では、そんな時間は無いのです。
要点だけを知りたいのです。

そんな状況で、説得力のある企画書を作るのは、
広告づくりに通じるものがあります。
小さなスペースの中で、
どれだけインパクトのある表現をするか。

そのために、クリエイターは、
デザインやコピーライティングに凝るのです。
まさに、企画書づくりは、クリエイティブな仕事です。

その表現力を増すための方法として……

☆表紙で惹きつける。

「○○に関するご提案」というタイトルだけではなく、
企画の骨子をわからせるような
キャッチフレーズをつけます。

また、マークやロゴタイプ、イラストなどを使い、
視覚的にも訴えます。これにより、興味を惹きつけます。

☆本文はチャートを用いる。

文章の羅列では見づらいので、
項目ごとに四角や丸で囲み、
それを時系列および関連する項目を線で結びます。
すると、企画者の思考の流れがよくわかります。

☆全体にストーリー展開を。

「起承転結」では、読む人が途中で飽きます。
企画の背景や目的を書いた後には、「結」である、
企画のコンセプトを持ってくるのが、基本です。

「だから何だ?」という部分を早く知りたいのです。
結論を早めに伝えることで、
読む人はイライラも無くなり、安心します。

安心すれば、具体的な内容をじっくり見てくれます。
また、企画内容や提案する相手に合わせて、
「結起承転」「起結承転」と、
入れ替えることも効果的です。

☆図表・イラストでわからせる。

長々と文章で説明しなければならないことでも、
図や表、イラストなら、
簡単に理解できる場合があります。
そんな時は、迷わず、視覚に訴えましょう。
できる限り、長文は避けてください。

☆文字・紙・色をデザインする。

文字の大きさや書体、色によって、
読む側の印象は大きく変わります。
また、用紙の材質や色によっても、
見え方が違ってきます。

ちょっとしたことですが、
これが大きな差となりますので、
デザインはじっくり考えた方がいいでしょう。

☆資料は別添する。

資料を添付して、
厚さ数センチという企画書がありますが、
それだけで、誰も読まなくなります。

資料は、あくまで手許に置いておき、
企画の裏づけを求められた時だけ、説明します。
どうしても必要だという場合には、別添します。

以上、簡単に説明しましたが、
「企画書は見るものだ」ということを憶えておけば、
その作り方は自然にわかってきます。
情報は短く、端的にまとめ、
見ただけでわかる表現を心がけてください。


 「たかが企画書、されど企画書」ではなく、
その逆だと考えれば、そう難しくはありません。
「重要な企画書。しかし、たかが企画書」なのです。

全員が同じ情報を共有する、
メモ書きだと思えばいいのです。
それくらいの軽い気持ちで取り組んだ方が、
いい結果が出せます。

正確に伝われば、役割は充分に果たせます。
それが第一です。
その説得力を増す手法が、表現力なのです。


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