« 続・接客のタブーについて。 | トップページ | 長居のできるお店。 »

煩わしくて、必要な人。

大阪でお土産物屋さんに立ち寄った際のことです。

“何か面白いものはないかなぁ”と眺め始めた時。
おばちゃん店員がやって来て、
「いかがですか〜?○○は美味しいですよぉ〜」。

私は、ゆっくり見たかったので、少し場所を移すと、
その店員はついて来ました。
横に来ては、あれこれしゃべりまくります。
また、移動。まだ、ついて来ます。
いまどき、こんな店員がいるのですね。

“やってはいけない接客”としては、
第一に言われることなのですが。

私は「うるさい!」と怒鳴りそうになりましたが、
せっかく遊びに来ているのに、
気分を害するのもいやなので、
別のコーナーに行きました。
普段なら、怒っているところです。

お客さまは、目的がハッキリしていない買い物の時は、
“そっと”しておいて欲しいのです。
誰にも関わらず、ゆっくり商品を見たいのです。

何かを聞きたい時、買いたい時には、
声をかけやすいところにいて欲しいのですが。

それまでは、“いらっしゃいませ”以外は
言わないで欲しいと思っています。

お店を見ていると、お客さまは店員のスキを狙って、
商品に近づこうとします。構われたくないからです。

店員は、お客さまのスキをついて近づこうとします。
機会があれば、話しかけようと、獲
物を狙う眼で見ています。

これでは、お客さまは買い物が楽しくありません。
つまり、店員と関わることが煩わしいのです。

でも、質問したい時、買いたい商品が決まった時には、
店員に近くにいて欲しいのです。
店員が、“必要”な存在に変わるのです。

さっきまで煩わしかった店員が、突然必要になるのです。
ということは、話しかけないで、
お客さまが声をかけやすい距離にいなければならない、
と言えます。

さりとて、いまかいまかと
お客さまをじっと監視していてはいけません。
視線が気になって、お客さまは逃げてしまいます。

常連さんなら、声かけも大切ですが、
新規客の場合は、“そっと”しておいて差し上げましょう。
新規だからと一生懸命になるのは、逆効果です。
どれだけ、お客さまに買い物を
楽しんでいただけるかが問題なのです。

お店に対する最初の印象次第で、
その後が180度変わります。
固定客になるか。まったく来なくなるか。

100人に同じ対応をしたとしたら、どうでしょう。
100人の固定客か。100人の損失か。

それだけではありません。
その100人の後には、無限のお客さまがいます。

「評判」。つまり、“口コミ”です。
いいことも悪いことも口コミで広がります。

100人が、“あのお店はいいわよ”と、
それぞれ1人に言ってくれれば、
合計200人の見込み客ができることになります。

100人が、“あのお店の店員、うっとうしいの”と、
それぞれ1人に言ったとしたら、
合計200人の見込み客を失うことになります。

いかがですか?
お客さまに“売り込む”という行為だけで、
お店が潰れるかもしれないほどの損失になるのです。

店員を教育する場合は、
セールスのテクニックを教えるのではなく、
いろんなお店に行かせて、
お客さまの心理を学ぶことを教えてください。

あなた自身もそうです。
自身がお客さまになれば、
どうして欲しいのかが、よくわかってきます。


▼ブログランキングに参加しています。
 1クリックをお願いします。
にほんブログ村 ベンチャーブログ 起業・独立へ

|

« 続・接客のタブーについて。 | トップページ | 長居のできるお店。 »

起業支援」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1121288/31806788

この記事へのトラックバック一覧です: 煩わしくて、必要な人。:

« 続・接客のタブーについて。 | トップページ | 長居のできるお店。 »