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“買ってもいい”価格。

品質はすばらしいけど、高い。
かなり安いけど、ちょっと不安。

モノを購入する時、
最終的には価格で判断することになります。
品質と価格のバランスが大切です。

質がいいものを安くすれば、
売れるのは間違いありませんが、
それでは、儲けになりません。

“ほどほど”に儲けられる価格をつけることが、
商売人の腕です。
なかなか難しいところですが。

新聞に「バイオフィッター・スポーツ」という
スニーカーの広告が載っていました。
『からだ想いのスニーカー』というキャッチフレーズが、
このブランドのコンセプトのようです。

大学教授を起用して、お奨めの言葉を掲載しています。
これは、商品・広告に権威づけをするための
常套手段ですが、見た人は“安心感”を持ちます。

また、「バイオフィッター」というネーミングも
「足のためには良さそうだ」という
“信頼感”を抱かせます。

こうした手法は、これまで、
足の専門家が開発した商品や、
大手スポーツ用品メーカーが発売した商品で、
使われていたものと同じですが、
私が注目したのは、価格です。

大人用2990円・子ども用1990円。
極端に安いわけではありませんが、高くもありません。

専門家やメーカーの作ったものは、
10000円で販売されていました。
それと比べると、かなり割安感があります。

「足にいいだろう」
というイメージは同じなのに、この価格。
ならば、誰もが“買ってもいいかな”と感じます。

足に良いとわかっていても、
10000円はちょっと躊躇しますが、
2990円なら、あまり迷わず買ってしまいます。
かなり、ハードルを低くした商品だと言えます。

私も実際に買ったわけではないので、
本当に良い商品なのかどうかはわかりませんが、
マーケティングとしては、ウマいやり方だと思います。

良さそうな商品が、“そこそこ”の価格で買える。
これが、もっとも買いやすくて、
儲けにもなりやすい手法だと言えます。

話は変わりますが……

このスニーカーは、靴の安売りチェーン店のグループが、
独自に開発したもののようですが、
これも参考になります。

つまり、同業の個人商店が集まって、
オリジナルの商品を開発するのです。

そうすれば、安いコストで、
しかもオリジナルの商品が創れます。
それは、価格の面でも
大手に負けない商品づくりにつながります。

生き残り、いや、勝ち残りのための
有効な策となるはずです。


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