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2012年5月

「常識はずれ」は、新しいチャンス。

朝の4時、5時から開店する居酒屋をご存知でしょうか。

特殊なお店のように感じますが、
実はごく普通に存在します。

しかも、かなりの数です。

朝出勤して、夕方仕事が終わる方には、
ピンとこないかもしれませんが、世の中には、
昼夜逆転の生活をしている人がたくさんいます。

24時間稼働の工場、夜行バス、長距離トラック、
コンビニ、警備会社などの仕事をしている人は、
夜中働いて、朝帰宅し、昼間は寝ています。

そんな人たちの“アフターファイブ”に必要なお店として、
朝早くから居酒屋を開けているのです。

覗いてみると、非常に賑わっています。

出勤する人たちが足早に歩いている傍ら、
赤い顔をして、楽しそうにお酒を飲んでいるのです。

ある種、不思議な光景にも見えます。

ごく普通の生活をしている人から見ると、
“常識はずれ”なのですが、
当人たちにとっては、とても有り難いお店なのです。

商売がウマくいっていないと思う人は、
“常識”を疑ってみましょう。

古くからのやり方に、
疑問さえ持ったことが無いのでは?

パン屋とは、こういうものだ。
家具屋、呉服屋の商売は、こうあるべきだ。

そんな、業界の常識に囚われていると、
いまの厳しい状況を生き抜くことはできません。

古本屋の「ブックオフ」は、
誰もが知っていると思いますが、
いまや古本屋の代名詞となっています。

この会社も、古本屋の常識を根底から覆したことで、
成功しています。

従来は、古本屋の店主が、プロとして本を査定し、
その価値に合った価格をつけて、
価値に納得したお客さまが買いに来るのが、
“常識”でした。

しかし、ブックオフにプロはいません。

定価の1割で買い取り、5割で販売。
3ヵ月経てば、すべて100円。

「本の価値」という古本屋の常識を捨て去り、
単純な“リサイクル”の概念で、
完全なシステム化を実現しています。

その結果が、今日の成長に繋がっているのです。

業界では常識はずれであったとしても、
お客さまの目線に立って、
それが望ましいことであるなら、商売人は、
その想いを実現してあげなければいけません。

やがて、そこに新しい常識が生まれます。
同時に、新しいビジネスの誕生でもあります。

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ギフト用ラッピングの手を抜かない。

息子が小学生の頃の話です。

バレンタインデーのお返しを
買いに行きたいと言うので、
車でショッピングセンターに連れて行きました。

ファンシーショップで選び、
レジの人にギフト用ラッピングを頼んだのですが……。

あまりにお粗末なラッピングで、驚きました。
いや、正確には予想はしていたので、
「やっぱりな」と思っただけです。

しかも、1つだけ違う商品があったのですが、
それをわかるようにはしていませんでした。

同じ包装紙で、同じような包み方なので、
よく触らないとわかりません。

あまりにもレベルの低いお店です。

最近、ギフト用のラッピングを
キレイにできるお店がありません。

従業員に教えていないだけではなく、
店主さえまともなラッピングができないのです。

ギフトは頻繁には無いからと、
勉強をサボっているとしか思えません。

ギフトは、そのお客さまだけではなく、
贈り先の方の印象も考慮する必要があります。

また、贈り物は贈る人の心をお届けするものです。

雑なラッピングでは、いくら中身が良くても、
贈った人の印象まで悪くなります。

「ヒドいお店を利用している」
「私への気持ちはこんなものか」

と、思われてしまいます。

すると、二度とそのお店は利用しなくなります。
日常のお買い物もしなくなる可能性が高いです。

特に贈り物は、“見栄え”も大切な要素です。

キレイなラッピングができるのは、基本。
さらに、お洒落なラッピングをしてくれたら、
お客さまはどう思うでしょう。

「プレゼントを買うなら、あのお店で…」
と、なりますよね。

他のお店が多少安くても、
“見栄え良く”してくれるお店の方を選びます。

これは、大きな差別化になります。

最近は、百貨店でもヘタな包装を見かけます。
上質なサービスを提供するはずの百貨店でさえ、
手を抜いているのです。

そういう世の中になってしまったのかもしれませんが。

だからこそ、個人商店が頑張る時なのです。

きめ細かな“おもてなし”が、
お客さまに支持されるのです。

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目立つことを躊躇してはいけない。

西日本最大と言われるショッピングセンター
「阪急西宮ガーデンズ」でのこと。

行列のできているお店があったので、見てみると、
ジューススタンドでした。

「特濃ミックス」や「黒糖黒ごまバナナ」など、
少し変わった、健康志向のジュースが人気のようです。

いくつか飲んでみると、
行列ができるのも頷ける美味しさです。

しかし、このお店は美味しいだけではなく、
人を惹きつける“見ため”になっているのです。

つまり、店頭に工夫があり、
前を通った人が自然と興味を持ってしまうのです。

ジューススタンドを利用されたことのある方なら
ご存知だと思いますが、カウンターにミキサーが並び、
まわりには生のフルーツがディスプレイされています。
これは、よく見る光景です。

これだけでも、飲みたくなるものですが、
このお店は、さらに大きなPOPを
たくさんぶら下げているのです。

ジューススタンドという、お洒落っぽいお店ながら、
到底お洒落とは言えないような、大きな文字で、
ジュースの特徴が書かれています。

これが、お客さまに大きなアピールをしているのです。

これを見れば、
どんなジュースなのかがひと目でわかるので、
すぐに“美味しそう!”となるのです。

非常に効果的なPOPです。

さて、その隣のお店には、まったく人がいません。

見ためはお洒落。
何のお店かを知らせるものは、小さな立て看板のみ。
これもデザイン的にはお洒落です。

近づいて見ると、「SWEETS BAR」と書かれています。
眼の前まで行って初めて、何のお店かがわかりました。

牛乳ベースの氷を使ったスノーアイスのようです。

どうやら、一時期話題になった商品のようなのですが。

人がいないのは、当然です。
何のお店なのかが、前を通っただけでは、
まったくわからないのですから。

誰も興味を示しません。

新しいショッピングセンターなので、
若い人もたくさんいます。

話題のスイーツなら、みんなが飛びつくはずですが、
集客できていません。

お洒落さ(見ため)を追求し過ぎて、
その存在をアピールできていないのです。

高級住宅地に出店したのなら、それでもいいのですが、
ここはショッピングセンターです。

ライバルに囲まれた激戦区。

お洒落の前に、
まず目立つことを考えなければいけません。

存在を知らせなければ、誰も振り向いてはくれません。

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いまが、一番のチャンス。

「早く景気が良くならないかなぁ」
「いつまで我慢すればいいのだろう」

本ブログ読者の中に、
そんな考えの方はいないと思いますが、
もしいるなら、すぐにやめてください。

まったくの無駄です。
時間の浪費です。

『景気は良くならない』

そう考えるのが、これからを生き抜く基本です。

景気に頼ることができないのを認識すれば、
やるべきことはわかります。

創意・工夫、頭を遣うことです。

あなたは、わかっているはずです。
しかし、できていません。
ハッキリ言うと、怠けているのです。

自分はやっているつもりでも、
どこかで気を抜き、手を抜いているのです。

こんな不況の中でも、業績を伸ばし、
行列のできているお店はたくさんあります。

売れないわけではありません。
「不況だから……」という言い訳は、通じないのです。

ユニクロやマクドナルドは、
ここに来て、業績を大きく伸ばしています。

「大手の話なんか参考にならない」

と思う方もいるでしょうが、その考え方自体が、
売れないお店の典型です。

どんなところにも、ヒントはあります。

大手だから、個人商店だから、という固定観念が、
思考を停止させているのです。

ユニクロやマクドナルドが、
スケールメリットで低価格を追求し、
お客さまの支持を得ていることは確かです。

しかし、商品戦略を見てください。

市場を見て、絶好のタイミングで、
新商品を投入してきます。

話題性のある商品で、お客さまを惹きつけています。

これは、個人商店でもできることです。

戦略を立てることは、誰にでもできるのです。
やるか、やらないか、それだけです。

“どうせ不景気”です。
“ダメもと”です。

やれることは、すべてやりましょう。

創意・工夫、頭を遣うチャンスなのです。

バブルの時は、真剣に考える時間さえありませんでした。
しかし、いまならできます。

あらゆる可能性を試すことができるのです。

見方を変えれば、楽しいではありませんか。
こんな勉強のチャンスは、あまりありません。

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